ノロウイルスによる下痢・嘔吐・高熱の患者例

Hさんは大阪の娘宅に行き下痢気味の1歳半の孫の世話をしたという。ところが次の日、お腹がしくしく、むかむかし始めたという。そして同時に娘からの電話があって孫をクリニックにつれて行くと「ノロですね」と診断されビオフェルミンをわたされたという。「薬はないから体力をつけてゆっくり寝てください
と言われたという。ちなみにこのHさんは孫のおむつのはみだしたうんちを処理したという。
「母さん気を付けてよ、昇ちゃんノロだったわ」と言われ慌てて「ノロウイルスに感染したみたいです。何とかして下さい」と来院した次第である。この家族は20年来の患者さんでこの孫も不妊症の鍼灸治療でうまれている。その上母親は赤ちゃんに毎日のように「ちりげの灸」をすえるほどの鍼灸愛好家である。

治療

初診 本治法  脾虚腎虚証  
裏内庭の灸  右20 左40(半米粒大)
2日目 朝 本治法 心包虚肺腎実証 裏内庭 右20 左79
夕 本治法 心包虚肺腎実証 裏内庭 右2 左15
3日目 朝 本治法 心包虚肺腎実証 裏内庭 右20 左79
夕 本治法 心包虚腎虚証 裏内庭 右10 左25
4日目 朝 本治法 心包虚肺腎実証 裏内庭 右8 左20
夕 本治法 心包虚腎虚証 裏内庭 右2 左10
ほとんど痛みも吐き気もなくなった。夕飯はおかゆから少し硬めのご飯にする予定。Hさんはもちろん娘さんも不妊外来でお灸をし続けて妊娠し、誕生からは毎日「ちりげ(身柱)に一点灸を赤ちゃんにしているほど鍼灸愛好家なのです。だから娘夫婦も家で以前から教えている「裏内庭」にしっかり灸をしたのである。
裏内庭のお灸についてはこちらの動画をご参照くださいませ。

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