子午鍼法実践講座を開催いたしました

数あるブログの中から、当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。

「子午鍼法実践講座」を開催いたしましたので、本日はその報告をさせていただきます(文責:サイト管理人C)。

開催日:2018/11/18
開催場所:森ノ宮ホール
講師:中村泰山・葛野玄庵

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今、そこにある痛みが、魔法のように消える

この文言は子午鍼法の威力を表したものです。子午鍼法が魔法ならば、その使い手は魔法使いですかW

というわけで(どういう?)魔法使い養成講座(違)、鍼灸学校の学生さんから臨床キャリアの長い治療家まで、様々な方にご参加いただけました。

まずは子午が未体験の方へのデモ治療です。

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 左手で押手、右手は検脉、この姿勢が子午鍼法というか氣鍼医術の基本姿勢です。

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従来の子午から時間の要素を取り除いた氣鍼医術の子午鍼法、左右の虚実のバランスを振り子のように整えるだけ、という大変シンプルなものです。

そして脉診を標榜するものは数あれど、他と氣鍼医術をわける最たるもの、それが脉状診です。

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六部定位のように点ではなく、脉を管として3本の指で捉えます。捉えているものが円筒なのか、鉛筆のように六角形なのか、またその太さ、硬さは点では判別できないのです。

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ペアになって脉診の練習です。浮・沈、速・遅、硬・柔、まずはこの3つが判別できれば十分です。

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次は鍼を使って実際の症状に対応していきます。

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子午拮抗経絡の仕組みそのものはとてもシンプルですので、どなたもすぐに理解していただけます。ゆえに、治療の成否を左右するのは押手であることもすぐに納得していただけました。

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押手によって脉が変わることも実感していただけました。脉が変化することをわかっていただけたということは、良し悪しがわかっていただける、ということです。脉締の感覚がわかりにくい場合は、症状が収まっている時の脉を脉締だと判断していただければいいのです。

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押手の重要性がわかっていただけたところで、押手のチェックです。

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こちらの↓エントリーでも触れておりますように

つい親指と示指にばかり向きがちな意識ですが、他の3指でしっかりとホールドすることで集気のほどがまったく変わってきます。押手のトレーニングとしてペットボトルを使うやり方もあります。

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短い時間ではありましたが、子午鍼法とはなにか、脉状診・脉締とはなにか、そして押手の大切さをわかっていただけたかと思います。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました。みなさまの臨床にどうぞ子午鍼法をお役立てください。子午鍼法の次は、氣鍼医術の本骨頂でもある奇経から本治法への連動です。

 

※毎月第1日曜は氣鍼医術臨床講座の普通部です。初心者の方にも参加していただけます。

お申し込み、お問い合わせは kishin.ijutsu@gmail.com まで。

 

《おまけ》

講習会後の恒例打ち上げ、たまたま飛び入り参加した方にバネ指の症状が。バネ指といえば督脉症状です。治せ、との非情な指示が門前の小僧の私に!持っていた金鍼を出そうとしたら、楊枝でええんや、楊枝で、と。爪楊枝で督脉に氣鍼(きしん)をしました。飲み屋の椅子でwww

 

▶︎▶︎▶︎平成30年度開催済み講座アーカイブ – 経絡治療脉診流氣鍼医術

 

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