玄庵塾(令和2年第2回)を開催いたしました

数あるブログの中から当”氣鍼医術症例ブログ”をご訪問いただきありがとうございます。

経絡治療の経験が3年以上の方を対象とした玄庵塾の令和2年第2回を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。

開催日:2020/07/11

開催場所:漢医堂三ノ宮分院

講師:葛野玄庵

ヘルペスと思いきや

いつもはペアになってすぐに臨床実習なのですが、欠席者が多かったので帯状疱疹の予後を塾生のみなさんに見ていただくことに。

終)帯状疱疹治療レポート

背中の動作痛、右脇腹の痛みがあります。

まずは腹氣鍼診断®から。

心虚が推測されました。次は奇経診断ですが、なかなか証が定まりません。定まりにくかった原因としましては。

は。

主訴とされる背中の動作痛、これがヘルペスの残存と想定していたためで、実は、痛みの正体は。

は。

結石でしたー!!

証は安定の脾虚腎肝実。ヘルペスだと心配して貰えてたのが、なんや結局は飲み過ぎ食べ過ぎかい!となりました。 治療中にも痛みはあったのですが、もちろんそれはヘルペスの痛みではなく、石が動いているためでした。

結構な痛みでしたが、つまりそれだけしっかりとした石がある、ということです。

なぜ脾虚腎肝実とわかったのか。腹部の診断穴である気海に実があったからです。ただ反応がいつもほど強くはなかったので、腎実とすぐに決定されなかったのでした。

氣鍼医術には唯一無二の結石を下ろす技術がありますが、結石患者さんに遭遇しないことには腕を発揮する機会もありません。せっかくの腎実処理、受講された方に腕をふるっていただきました!

腎実瀉法におけるポイントは

1:用鍼の選択

2:正邪をわかつ雀啄

3:下圧

4:気海にて邪がないことを確認

選穴、取穴、押手がしっかりしていることはもちろんです。葛野先生でさえ、ツボが違ったな、と取穴されなおすことも珍しくありません。 違っているかどうかはどう判断するか。 もちろん脉締です。 脉締が得られなければ邪はとりきれていないということです。

それゆえに氣鍼医術では一鍼一穴ごとに検脉を行うのです。

最後はナイトウ式(督脈上連続糸状灸)にて終了。

左拇指の痛み

まずは子午診断から。

症状から子午ではとりきれないであろう、督脈病症であることは容易に推察できました。 督脈病症というのも氣鍼医術のオリジナルの概念で、督脈への氣鍼によって様々な症状が取れてしまうのです。

デルマトームと近しいものがありますが、わざわざ西洋医学用語など使わなくても、上大椎・大椎・下大椎と対応経絡が特定されています。

用鍼はこのように選びます。

もちろん脉締した鍼を使うのです。

ツボが決まり、鍼が定まり、ようやく氣鍼です。後方検脉を行いながら慎重に鍼の深さを進めていきます。

患者に直接触れていなくても、空中検脉で脉をみることが可能です。

まとめ

結石を下ろすこと、そして督脉病症、いずれも氣鍼医術独自の技術です。とてもシンプルな理論なので、初学者でもすぐに行っていただけます。ただし、脉締を確実にわかっていただけることが必須。 氣鍼医術の脉状診を会得していただけることで、対応症状が驚くほど広がります。特に内科的疾患、慢性病への治療力が高まります。

そんな氣鍼医術、ぜひご体験くださいませ。 

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