夏季特別講座(2)を開催いたしました

数あるブログの中から当”氣鍼医術症例ブログ”をご訪問くださりありがとうございます。

夏季特別講座の第1回を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。

開催日:2020年08月09日

場所 :北野坂文化教室

講師 :中村泰山、葛野玄庵

まずは前回の復習から。子午→奇経→本治の流れの確認です。そして子午診断のスピードを速くするために有効な指鍼を使えるように、指のNSを確認です。

磁石によって指がN極であるかS極であるかを確認し、N極の指を指鍼として使用します。押手をいちいち作らなくていいので、診断のスピードがたいへん速くなります。患者さんの体に負担をかけないためにも治療時間の短縮は必要です。

指が決まれば次は実技。左膀胱経に痛みのある受講生を治療です。

子午が終われば標治法でさらに症状をとりのぞきます。背部氣鍼です。

子午だけで取りきれない場合は、督脈病症と考え頚椎に氣鍼を施します。

↑指鍼を使っています。

なぜか子午だけでは症状をとりきれない難しいケースばかりでした。奇経から本治まで通しでやることになり、受講者には参考になったことでしょう。

最後は今回の夏期講座の目玉、中村泰山先生による自己治療のやり方です。取穴から抜鍼まで、子午から本治までを自分で自分の体にやってしまおう、というものです。

これは各手技をいかに確実なものにするかという自己鍛錬のやり方でした。それができてこそ、患者さんにも確実な治療を行うことができる。患者さんを治療する前に、正確さのほどを確認しておくという意味合いが強いように感じました。

経絡治療がまったく初めての参加者もいらっしゃるなかで、ひととおり子午から本治法まで、子午、奇経、本治の連動をわかっていただけたことと思います。それこそが氣鍼医術の再現性の高さです。

治癒力を磨いていただくには、押手など日々の鍛錬しかありません。それを厭う方には残念ながら氣鍼医術であれど治癒力をお届けすることはできません。

氣鍼医術臨床講座は毎月第1日曜は経絡治療の経験が3年までの方を対象とした普通部、第2土曜は経験者のための玄庵塾を開催しております。

ご興味を持たれた方がありましたら、どうぞご参加くださいませ。

氣鍼医術研究会

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