反関の脉

さ、彦摩呂の口調でみなさんご一緒に。

研修生デーはネタの宝石箱や!

脉診をなさる治療家のみなさま、検脉はどっちの腕を使われますか?

基本は(あくまで基本は)患者さんの左手の脉を治療家が右手でみる、です。

病症部位によっては、基本では対応できないことも多いですからね。

というわけで(どういう?)漢医堂のベッドの配置は下記のようになっております。

 

治療家は患者の左側に立つようになっています。

 

門前の小僧は葛野先生が左の検脉をしている時は、患者さんの右手で脉を見させていただいています。

 

右と左の脉は違います。左を見させていただいてわかりにくい時は、右を見させていただくことも。

3番ベッドでは葛野先生と私が同時に脉をみることは可能ですが、1番・2番ベッドではその機会はあまりありません。

葛野先生と同時ではなくても、1番2番で私が患者さんの左手の脉をみる機会はいくらでもあるのです。

常連の患者さん(70代女性)が来られました。治療中に、「この方、反関の脉だから見せていただきなさい」と葛野先生から声がかかりました。

へぇ〜、そうなんだ、と患者さんの左手をとらせていただき、はい、確かに通常の脉診処を触っても感じるものがありません。

通常の脉診処は肺経上ですが、反関の脉とは大腸経上に脉動があるものをいいます。

確かに患者さんの手はこんなになってました。

脉処は赤の印のとこです。すんごい見にくかったです。こんな時は左手に拘らず、見やすい方で検脉をするとのことです。

そこで私は恐ろしいことに気付きました。

この患者さんは常連さんです。私は何度もこの患者さんのお脉を見せていただいているのです。

なのに。

なのに。

なぜ反関の脉だと気付かなかったのか。

この患者さんは1番ベッドでの治療が多いです。私はこの患者さんの左手で脉を触っているはずなのです。

血の気がひきました。

通常の肺経で検脉して、そこに脉がないってことに気付かなかったのか?

うそー。

だってお灸の前後で脉の変化を確認しているはずです。

いくらなんでも脉がなかったら気付くはずです。

必死で反関の脉に気付かなかった原因(言い訳)を考えました。

そうだ、ナイトウ式だよ。

ナイトウ式の時だったら患者さんの右手で後方検脉をすることになる。

後方検脉の凄さ、わかるかなー?

左手には触ってない。そうだ、きっとそうだ。

私はこの患者さんの左の脉は触ったことないんだよ、そうに違いない。

と、必死で自分を言い聞かせ!!

※患者さんには、動脈が手首の外側に出ているので怪我をすると出血がひどくなる恐れがあることをお伝えして注意を促す必要があります。

 

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