背中を見れば虚実がわかる

さ、彦摩呂の口調でみなさんご一緒に。

研修生デーはネタの宝石箱や!

鍼とは経絡の虚実をうかがい、それに対する補瀉を行うこと

八木下勝之助翁の言葉です。

つまり、全ての手技は常に補瀉のどちらかを行っているといってもいいでしょう。

本治法も終わって、背部の処置をされているのを後ろから見ていて、わかりやすーい!と思ってしまいました。

肝虚だったので、督脈は実です。

https://kishinijutsu.com/2018/10/23/2018-10-23-073546/

瀉法ですから抜鍼のあと押手の母指と示指は開いています。

督脈の上から下まで、10箇所ほど瀉法がなされました。

そして右の膀胱経、こちらも実だったので瀉法。左の膀胱経は虚だったので補法。

補法は抜鍼のあと、気が漏れないように指で蓋をします。

督脈と膀胱経2本の3つのライン、その3本の指の動きの違いが非常にわかりやすくてですね!

手技を見れば補法か瀉法かがわかる、つまり虚実がわかるということです。

当たり前といえば当たり前のことですが、補瀉の概念を伴わない手技を見ても経絡の虚実はわからないということです。

 

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