改めまして、あけましておめでとうございます。
昨年は東京と小倉にお招きいただき、新たな出会いがいっぱいでした。ありがとうございます!
皆様の心身ともに健康な暮らしのために、氣鍼医術がお役に立てますよう、今年もよりいっそう精進させていただく所存です。
ところで。
これ内緒の話なんですけどね、こっそり盗み見したものだからあまり大っぴらにできないんですけどね。
年末、とある串カツ屋に入るとですね、見覚えのある顔が。
せっかく一人でくつろいでいらっしゃるところ邪魔をしてはいけないと思い、見つからないように離れた席からこっそりのぞいておりました。

おねえさん、なんか肩の調子が悪そうやなあ

そうなんですよ〜、左の腕が上がらないんですよ

あんな、人差し指でな、ここんとこちょっと押さえてみ
離れていたのでよく見えなかったのですが、中府、雲門あたりだったように思います。おねえさんは言われるがままにそこに指を当てたのです。

え、治った!腕が動くようになった!!なんで??

ははははは〜
つまり、子午でおねえさんの肩の痛みをとったわけですが、特筆すべきは葛野代表が手をくだしたのではなく、おねえさんが自分でやったということ。それも通常はN指S指を確認してのことなのに、それもなし。かように子午は再現性が高いということです。

そして肩の痛みというと大腸経か小腸経ということが多いですが、(多分)肺経を触ったということは患部を膀胱経と判断してのことでしょう。大腸経なら子午拮抗経絡は腎経、小腸経なら肝経となり足を触るはずです。私だったら膀胱経とは判断できなかったです。

子午は通常絡穴か郄穴か原穴を使用しますが、おねえさんが触りやすい募穴を指定、そこがドンピシャでうまく作用したということですね。

治してくださったお礼です!
と、お店側からビールが出されることもなく、なぜなら子午はあまりにあっさりと効くので、患者さんは何が効いたのかよくわからないことが多いのです。これは患者さんのためにもならないので、これこれこういうことをやって治したのだ、という説明は必要です。
最後までお読みくださりありがとうございます。

