2020-03-10 / 最終更新日時 : 2020-03-10 kishinijutsu 臨床所感 脉を診ずして何が鍼灸医術か! 経絡治療の大家の臨床動画を見て愕然とした。なぜなら、治療途中、そして終了時に脉診をしていないのである。なんということだろう。名人になればそんなものなのか。 鍼灸医術における診断法は「望・聞・問・切」につきる。中でも「切診 […]
2020-02-06 / 最終更新日時 : 2020-06-12 kishinijutsu 症例 山本浩志氏の『鍼灸の諸問題』を批判する 数あるブログの中から当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。 1984年に医道の日本誌に掲載された当会代表葛野玄庵の論文をアップいたしましたので、ご高覧いただければ幸いです。 山本浩志氏の『鍼灸の諸 […]
2019-12-15 / 最終更新日時 : 2020-06-12 kishinijutsu 症例 【家庭でできる治療法】スプーン小児はり 男子 2歳 「鼻水が出て食欲がありません。体温37,8度です。」と母親が夜中に電話をしてきた。 台所にスプーンがあるでしょう、それをもってきて、丸くなってる裏の部分で背中・両手足・腹・胸を軽く擦ってみてください。肌がピ […]
2019-12-07 / 最終更新日時 : 2020-06-12 kishinijutsu 症例 患者さんの言うことは鵜呑みにしてはいけない 問診時の注意点です。 1:「普通」の便通とは? 便通はどうですか?と尋ねたところ、「普通です」とのお返事。 普通といわれますと、毎日とか、2日に1回とかですか? 「1週間に1回くらいです」 それ普通じゃないですよ、便秘じ […]
2019-12-02 / 最終更新日時 : 2020-06-12 kishinijutsu 症例 余命宣告10ヶ月の末期の膵臓ガン患者さんご家族からのご感想 数あるブログの中から当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。 ご訪問いただく方々は下記の4つに大別されると思われます。 1:鍼灸師 2:経絡治療の鍼灸師 3:医療関係者 4:患者 病名などで検索して […]
2019-10-20 / 最終更新日時 : 2020-06-12 kishinijutsu 症例 鍼灸師は職人である〜治療実力は繰り返しの技術鍛錬でこそ獲得できる! 私が「氣鍼医術」を提唱してからも、その前からも、「研修」という形で治療室を手伝ってくれる若い鍼灸師たちが何人来てくれただろう。そして去っていっただろうか。 なぜ去っていったのか。私自身の至らなさを棚に上げておいて考えてみ […]
2019-08-26 / 最終更新日時 : 2019-08-26 kishinijutsu 症例ブログ 「念のために病院に行っていただく」のはなぜか 鍼灸院も10年20年と治療を重ねていると、重症・重病の患者さんを治療することが増える。 時には念のため病院で検査しときましょうか、と検査を受けていただくことが必要な時もあります。 患者さんを守り、自分自身を守るために 鍼 […]
2019-08-09 / 最終更新日時 : 2019-08-09 kishinijutsu 臨床所感 今日は何の日? 8月9日、89、ハチキュウ、はりきゅう、鍼灸の日である。 私は銭湯の靴入れでも89番、なければ8番か9番、それでも空いてないと18番か19番に入れるほど数字にはこだわる癖がある。 始まりは治療室の電話番号である。開業時に […]
2019-07-23 / 最終更新日時 : 2019-07-23 kishinijutsu 症例ブログ 新薬の功罪(3)恐れていた事態〜降圧剤 80代高齢のご婦人、ついに恐れていたことが起きた。 血圧が108の65で下がり過ぎですよ、このままじゃ脳梗塞ですよ、夏場は血圧が下がりやすくてなおさら危ないですから、すぐ担当の先生に「下がり過ぎて気分が悪い」といって薬を […]
2019-06-29 / 最終更新日時 : 2019-06-29 kishinijutsu 臨床所感 腎実証が増えたわけ 最近特に腎臓・肝臓という重要な臓器そのものに重篤病証の増加傾向がある。疲労倦怠感・口渇・腹部、腰部の激痛や鈍痛・尿の出が悪い・血尿・手足・全身のむくみなど、全身の叫びともいえるこれら諸症状は腎機能低下によることはまちがい […]