氣鍼医術のメリット
氣鍼医術臨床講座にて学んでくださっている受講生の皆さんに、数ある流派の中で氣鍼医術を選ばれたのは何をメリットとしてか、それをお尋ねしました。
氣鍼医術のメリット |
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脉締という基準がある。 子午・奇経・腹氣鍼などの複合診断をしていくので、どこで間違っていたかが分かりやすい。 |
患者に恐怖や痛み等の感情を抱かせずにすむ。 |
治療時間が少なく自分の体力の消耗が少ない。 |
脉診をして少ない本数の鍼を添えるだけで 目の前のありとあらゆる症状が消え去る。 |
卒業したての鍼灸師にも古典を紐解いて 現代語訳されたシンプルなシステムが用意されているので、 難しいとされる脉診の治療の最低レベルまでの習得が早い。 |
どのような難しい内臓疾患にも有効、それだけでなく運動器疾患に対しても有効。 |
どのような状態、疾患にしても治療法がシンプル、診断方法が明解。 |
経絡治療をシステマティックに構築されている。 |
子午、奇経、腹氣鍼、背部氣鍼、それぞれが証判定に連携しているので、技量の向上(押し手、脈診)に伴い正確さが増し治療時間が短縮できる。 |
六部定位脈診を習得過程であっても「脉締」を得ることで、経穴の選定、刺鍼の深度を得られる。 「良脉」を基準に病状の把握しやすい。 |
即効性、再現性を得るための臨床重視で、古典を簡素化されている。 習熟度を上げていけば、古典を学ぶ時に理解力が上がる。 |
どんな症状のひとでも、(症状の自覚の有無問わず)「経絡の虚実を補瀉する」という方法で対応可能なところ。 |
患者さまの自覚症状だけでの効果判定でなく、脈診で一つ一つの検査治療と予後を判定できるところ。 |
葛野先生の症例報告、動画で自習でき、Facebookで質問できる。 |
病苦を取り除くことで、患者からの信頼を得、リピート率が上がる。 |
カルテを残す事で、患者の体調変化を把握し、養生法などを指導しやすくなる。 |
証を立てる事で、臨床データの蓄積がしやすい。 |
診断、治療法がシンプルなので、鍼灸学校出てすぐの時にありがちな、症状別に治療法を沢山覚え無くて良い。個人的には症状の変化が出やすくなった。 |
刺激鍼に比べて施術者が疲れにくい。患者さんも楽。 |
福島弘道先生に直に習った師匠に直に習える。 |
診断方法が簡明である。 |
自分が施術した鍼に対しての反応が即座に分かり、またその判断基準も明快であること。 |
診断方法に迷うことがない。 |
施術した鍼が正しかったか、間違っていたか後で悩むことがない。 |
脈締をもって効果を判定できるので、治療に対して自信をもてる。 |
反対に治療のどこが良くなかったのか客観的に判断できる(言い訳できない)。 |
氣鍼医術を他の治療家さんに勧めるなら何と言って勧めるか? |
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再現性、即効性、いろんな疾患に対応できる。 |
鍼の深さ、ツボの場所、治療に使う経絡を脉締を基準にして決めていくのでわかりやすい。 |
1年以内でヘルニアやリウマチや分離症や帯状疱疹や突発性難聴や肺炎を治せるようになるまで腕を磨かせてもらえる勉強会は他には無い。 |
「氣」の事を書くと、スピリチュアルと敬遠する人も多いですが、経絡治療は生体エネルギーである「氣」を正しく循環させ自然治癒力を高める手助けする治療法だと思ってます。 「氣」を非科学的と思っている治療家が私の周りにもいるのですが、そんな人にもアピールできればと思っています。 |
古典に基づいた簡潔明瞭な診断基準があるので、あれこれ悩む余地がなく自信を持って鍼ができるようになる。 |
体系的な治療法なので、仲間同士で共通認識を持ちやすく、再現性も高い。 |
チームを組んで治療しやすい。 |
氣鍼医術を身に付けると様々な疾患の患者さまに自信をもって治療に当たることができる。 |
いい治療することで術者も元気になることと、力を使うような治療ではないので、生涯現役で仕事ができる。 |