コンビニ弁当でアトピー悪化?【感想&症例】

淡路の北野鍼灸院北野文章先生による、漢医堂社(やしろ)本院の見学レポートとご自身の症例報告です。

見学感想

男性 80才代

頭の中がふらふらしてふらつく
腰痛あり(前屈後屈時痛あり)
背中の督脈に氣鍼を行う。
腰痛が消失。

この方は亜門に吸玉を行う時があるが、今回は吸玉はなし。
その日の患者様の状態を問診や脈診などで把握し適切な治療を行うことが大切である。
吸玉は後頭部から瘀血を吸い出して経絡の流れを良くする治療であるが、血圧が低い方や体調が悪く体力があまりない方は、吸玉はしないほうが良い。

治療中や治療後にふらついたり、気分が悪くなる恐れがあるので、注意して行うことが大切である。

男性 70才代

微熱、夜に咳、痰(白い)がでる
なかなか熱が下がらず、夜中に咳、痰がでる。
治療後にじんわりと発汗。
家で漢方薬を服用してもらうよう指示して治療終了。
最近の風邪?はなかなか微熱や咳、痰が治らない。
補いと肺実をしっかり瀉法することが治癒に繋がると思いました。

症例報告

女性 20代

アトピー性皮膚炎のかゆみ
首肩の凝り、たまに頭痛

幼少期からアトピー性皮膚炎になり、かゆみに悩まされている。
両親がステロイドは塗らない方が良いというので、極力塗らないようにしている。
季節の変わり目や風呂上がりなどは、特に痒みがでてくる。

証:脾虚腎肝実 合水使用
首肩凝りに対しては胸椎1~7あたりまでの圧痛を探しもっとも反応が強い所に氣鍼を行うが、凝っている筋が柔らかくならないので、同じ場所に氣刺鍼を行うと凝りが柔らかくなる。
アトピー性皮膚炎に対しては、鍼灸院に来たときは裏内庭にお灸を行い、自宅では線香灸をするよう指示。
現在お風呂上がりの痒みがなくなり、全体的に皮膚を掻くことが少なくなってきた。
お昼ご飯にコンビニ弁当が続くと痒みが強くでてくる。
週一回の治療で継続中。

アトピー性皮膚炎で鍼灸院に来る患者様は慢性になっていることが多く、治癒に繋がることが難しい。
鍼灸院で治療するだけでなく自宅でもお灸治療を行うことで、早期に痒みが軽減される。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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