ナイトウ式のドーゼはどう診る?

見学の感想をいただきました、ありがとうございます!

いつも学ばせていただいていることに感謝です。
今回は督脈にナイトウ式の絹糸灸をやらせていただきました。
↓ナイトウ式

お灸をする前の背部の脊柱起立筋の張り具合とした後の張り具合ですが、まずは一回目上から下まで1壮行いました。
背部の張り具合はする前より緩んでる感じでした。
続いて2壮目行いました。
1壮目よりさらに緩んでいる感じでした。
脈状も2壮目をした後のほうが良い感じでした。
このナイトウ式のお灸は背部の筋肉の張りを緩める効果や内臓を活発にする効果などがありとてもされていて気持ち良い感じになり、お灸が終わったあとは体全体が軽くなる感じになります。
次の日に早速患者さんにナイトウ式を行いました。
1壮目で終わるより2壮目まで行ったほうが脈状も良背部の緊張も緩んでいる感じでした。
これはすごいです。

すごいってわかるってすごい。だってわからない人も多いから。
腕のない人には他者の腕のすごさがわかんないって言いますもんね(毒吐き。

1壮目で終わるより2壮目まで行ったほうが脈状も良背部の緊張も緩んでいる

これはドーゼの問題ですが、この時は”たまたま”2壮目までやる方がよかった、ということです。いつもいつもそうなわけではありません。
1壮で十分な時に2壮目までやってしまうと、患者さんはダルさを感じてしまうことになりかねません。
逆に、3壮必要な時に2壮で終わってしまうと、心地よさ、スッキリ感はちょっと不足していることでしょう。
ドンピシャのドーゼを得るためにはどうすればいいか。
もちろん、お分かりでしょう。
脉締(みゃくてい)です。

1壮目で脉締すればそこで終わればいいし、脉締しなければ脉締するまで壮を重ねればいいのです。
1穴1鍼ごとに確認するのと同じ、お灸の場合も1壮ごとの効果の有無を確認します。
それをしないとどうなるか。
効いているかどうかわからない、効いてるつもりの治療となってしまいます(毒吐き。
最後までお読みくださりありがとうございます
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