臨床講座普通部を開催いたしました

数あるブログの中から当”氣鍼医術症例ブログ”をご訪問いただきありがとうございます。

経絡治療の経験が4年未満の方を対象とした氣鍼医術臨床講座の普通部、令和2年の第8回目を開催いたしましたのでその報告をさせていただきます。

開催日:2021/02/7
場所 :漢医堂三ノ宮分院
講師 :葛野玄庵

TODAY'S CONTENS

1:ブログ詳説(風邪治療)
2:膝のうずき解説
3:弾発指解説
4:モデル治療(風邪)
5:モデル治療(弾発指)
6:ペア実習

1:ブログ詳説

https://kishinijutsu.com/%e9%a2%a8%e9%82%aa%e3%81%b2%e3%81%84%e3%81%a1%e3%82%83%e3%81%84%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%e3%80%9c%e9%9b%a3%e7%b5%8c69%e9%9b%a3%e6%9c%ac%e6%b2%bb%e6%b3%95%e3%81%ae%e5%87%ba%e7%95%aa%e3%81%a7%e3%81%99/

↑こちらのエントリーの解説。

風邪には経金穴、逆に経金穴で脉締すれば主訴になくても風邪をひいていると診断できます。

本治法の際、経金穴を用いればその場で症状が霧散しますが、取穴の場所が1ミリでもずれていては効果が出ません。

五行穴を使い分けてこその経絡治療家です。

2:膝のうずき解説

経絡治療的にはデルマトームという用語をあまり使いたくないところですが、経穴の場所だけでなく流注も見ると経絡とデルマトームにあまり矛盾がないことがわかります。

痛みの部位からいきなり督脈を攻めるのもありですが、基本にのっとり子午診断から始めることも大切です。子午をするとなると、またぞろ押手虎の穴となります!

3:弾発指解説

弾発指といえば典型的な督脈病症です。他の督脈病症と弾発指の違い、弾発指は鍼の深さが治療効果を分かつというところでしょうか。

頑固な弾発指は深刺しとなることが多いです。鍼の向きも作用します。手技の確実さが求められますが、症状が取れた時の患者さんの喜びも大きいです。

もちろん鍼の深さを見るのは後方検脉によってです。

https://kishinijutsu.com/%e5%be%8c%e6%96%b9%e6%a4%9c%e8%84%89%e3%81%ae%e5%87%84%e3%81%95%e3%80%81%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%82%8b%e3%81%8b%e3%81%aa%e3%83%bc%ef%bc%9f/

4:モデル治療(風邪)

風邪症状の受講生にモデル治療を。

まずは腹氣鍼診断®︎から

偶然にも前述のブログ解説と同じ証でした。

奇経診断、本治法と続きます。

腹氣鍼診断の段階で証の推測はできていますが、確認のための奇経診断です。ここで結果に矛盾があるなら、ひとつ前のプロセスに戻ってやり直すことができます。

これが氣鍼医術の特徴である、子午診断〜奇経診断〜本治法の連動なのです。

本治法が終わった後は標治法です。

5:モデル治療(弾発指)

ちょうど弾発指様症状の受講生もいましたのでモデル治療を。

6:ペア実習

毎月第1日曜は経絡治療の経験が4年未満の方を対象とした氣鍼医術臨床講座普通部です。

来年度の受講生を募集しております。

詳細は後日お知らせいたします。

最後までお読みくださりありがとうございます。


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