見学感想)脉締を得る=患者さんの体に問いかける

氣鍼医術臨床講座普通部2年生のO先生から、漢医堂三ノ宮分院での治療見学レポートを頂戴しました。O先生ありがとうございます。

40代女性

顎関節の硬さ、背中の痛みで通院されております。
前回の証は心胞虚肺腎実。
昨日から生理が始まりそのせいか、腰がだるい。薬は飲んでいない。

松崎先生が腹氣鍼をされ、
平鍼で、公孫左右、陥谷左右、照海左右、大淵左右、、、
脈をしっかり観察をし、左外関-陥谷。左公孫-内関に平鍼をし確認をとる。

証は「公孫-内関 左」から導き出されました。
※公孫-内関は月経に関係する組み合わせです。

公孫-通里は脾虚の可能性。
公孫-合谷は脾虚、婦人科系疾患(子宮筋腫)関係する組み合わせです。

丁寧に、じっくりと脈締を得ることが大切です。個人差があり、20秒以上、脈締を得ることに時間がかかる方もいます。
お薬を、長年たくさん飲まれており、脈の状態が正常ではない方もおられます。

脈締を得る事は患者さんのお体に問いかける事です。丁寧に丁寧に脈の反応を観察し、治療診断である証を導きます。
以前、脈だけで何がわかるのですか?と、おっしゃる方がおられましたが、わかるのです。と、言い切れるのが、氣鍼なのです。

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