陰主陽従でシェーグレン症候群が改善

主訴:唾液が出にくい、手首の痛み(女性50代)

4年前にシェーグレン症候群と診断。
普段はパンなどパサパサしたものは食べにくい。
右手首背屈時に三焦経、大腸経の痛み。

【証:心包虚肺腎実】

本治後に、百会、上星、角孫、翳風、顴髎に置鍼。置鍼直後から唾液がジューワーと出てきた。翳風に付け鍼。

右手首背屈痛に対して上大椎、大椎に氣刺鍼。痛みはほぼ取れた。

一週間後再診。唾液の分泌改善は治療後4日ほど続いた(付け鍼が剥がれるまで)。

トーストのパンは食べるのが難しいが、サンドイッチなら食べられるようになった。

顔面、頭部への置鍼を本治法前に行う場合と本治法後に行う場合では、唾液の出方が本治後の方が良いと患者さんからの報告。

本治法が陰、標治法が陽にあたるので、まさに陰主陽従であると実感。

現在治療継続中。

臨床レポート:松崎広恵(2023/08/06)

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