患者さんの安心のために経絡治療ができること

漢医堂で火曜午後・日曜午後の治療を担当されている、松崎広恵先生による臨床レポートです。

30代女性(妊娠7ヶ月目) 主訴:腰部、でん部の痛み

1週間前より右腰部から右でん部にかけて痛む。
長引く痛みのため来院。
特定の姿勢をとると痛みが発生する。
まず最初に、痛みの出る姿勢を患者さんと一緒に確認。

前屈、後屈では痛みは出ず。
ソファーに深くもたれるような姿勢でしばらくするとジーンとした痛みが出る。

おすすめ子午鍼法の簡単自主練

仰向けになって腹氣鍼診断®️。

仰向けの姿勢でしばらくすると、また痛みが出る。
座位になってもらい、六臓の手足の要穴に鍼を当てそれぞれの経絡の虚実を脉を診ながら確認し、証を導き出す。

最後に平鍼を奇経診断穴に置き、証の最終確認。
後渓(右)ー照海(右)で脉締した。

証:肝虚脾肺実

 

妊娠中は肝虚になることが多く、今回の腰痛は妊娠が影響していることを患者さんにご説明。
患者さんも長引く謎の腰痛の原因が分かり安心したよう。

経絡の虚実を診ることで、病に何が影響しているか原因がわかる。
経絡治療の素晴らしいところである。

最後までお読みくださりありがとうございます。

にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ 

↑クリックしていただけると励みになります♪

上部へスクロール