起立性調節障害といえばこれ!【見学感想】

淡路の北野鍼灸院北野文章先生による、漢医堂社(やしろ)本院の見学レポートです

中学一年男子

小学生6年のときから朝が起きれない、身体がだるくなんかしんどいなど、常に後頭部が重たい感じ。この症状の治療に精神関係のお薬を服用中。

背中、特に督脈を入念に触診、上部胸椎に反応点が多数あり。督脈の歪みなどが原因で発症したと思われる。

治療

・督脈を丁寧に処理
・圧痛や歪みの部分は反応点を入念に探り気鍼

背部の処理が終了した時点で、後頭部の重みが楽になり背中が軽くなったとのこと。初診だったので、督脈のお灸はなし。

起立性調節障害は、督脈の歪みなどが原因で発症する。本治法も大切だが、督脈や華佗穴など背中の反応にも氣鍼をすることで、早期治癒に繋がる。

女性:ぎっくり腰

治療二回目

1回目の治療後に、痛みなどかなり軽減された、

動作時痛の確認

・前屈時と後屈時に痛みあり
・督脈の反応点に1番鍼氣刺鍼③を行うと、痛みが軽減された
・痛みが軽減されたが、張っている感じは残る
・督脈に氣鍼①から③を行うと、腰の張っている感じが楽になる
症状によって氣鍼や氣刺鍼を使いわけることも大切である

※使い分けの判断基準になるもは、もちろん脉締(みゃくてい)です

症例 女性 18才

2日間リュックを背負っていたので、右首から肩/背中あたりが凝って痛い感じ、右側頭痛あり

触診

・右天柱、風池あたりから、背部は右肩井から膏肓、肺兪あたりから膈兪まで張っている感じ
・天柱、風池あたりやや熱感あり
・一番反応のある場所は肩井

子午診断

左心経○ 脾経○
右肝経✕腎経✕
奇経診断
右外関-臨泣○

脾虚腎肝実左から 合水

標治

・督脈の身柱、神堂、至陽に圧痛
・一番反応のある身柱に氣鍼を行うが、少し軽くなった程度
・再度、身柱に氣刺鍼を行うと症状が軽減。
・次に反応があった神堂に氣刺鍼を行うと、症状が消失
受験勉強で常に背骨に負担がかかった状態、そこに重いリュックを2日間背負ってしまい、さらに負担かかかり症状が発症したと思われる。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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