踵の痛みを腰椎で除去!

50代男性 

主訴:左足踵の痛み、右目奥の重み

8月の始め頃より左踵の痛みがあるということで、来院された。踵を押すと痛みが出る状態。右目奥も重みを感じるとの訴えであった。

 

奇経診断:臨泣ー合谷
証:心虚腎虚

踵の痛みに対しては、第5腰椎棘突起下への氣刺鍼によりその場で痛みがほぼ取れた。
右目奥の重みに対し、後頭部から首肩への氣鍼で軽くなる。

男性から治療後の経過を連絡して頂いた。
『治療後、車での帰路楽になってましたが、車の運転が悪いのか、途中休憩で車を降りると痛みが戻ってましたが、帰宅後は楽に過ごせました。翌朝、違和感あるものの歩きやすかったです。夕方に少し立ってる時にジンジンした痛み出ましたが現在は気になりません。』

今回は氣刺鍼で治療中、その場で痛みが取れた。その後の経過も良好であった。
氣刺鍼は、約2ミリ以上刺入する鍼法である。
今回は座位の姿勢で、督脈上の第5腰椎棘突起下へ刺入した。

この時、脉を確認しながら刺入していく。
脉締を得る深さで痛みが取れた。
刺入する場合も何ミリか、すべて脉締で確かめることが重要である。

※今回の症例のように、督脈にて他経絡の症状を除去するものを、氣鍼医術では「督脈処置」と称しております。たいへん即効性のあるものです。

子午講座のお知らせ

氣鍼医術を体験していただける、直近の機会です。ぜひご参加ください。経絡治療の経験がない方、学びから遠ざかっていらっしゃる方も、経絡の存在を体感していただけます。

最後までお読みくださりありがとうございます。

にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ 

↑クリックしていただけると励みになります♪

上部へスクロール