難しい患者さんにはどう対応するか

自衛隊や警察の音楽隊ってレベル高いですよねー。

↑これ、好きなんですよ♪

 

学生時代に音楽やってて、音楽やりたいからって自衛隊を目指す人もいるのかしら。

時代はめぐる、時代はまわる、時代は変わる、時代と同じようにめぐってまわって変わるものがあります、それは何か。

 

証(あかし)です。

 

証は体内を巡る気血によってまわるのです、変わるのです!

 

体内では365日24時間休む間も無く正邪の抗争が繰り広げられています。経絡治療の治療家は正邪のバランスの崩れを見つけたなら、正常に戻すべく証をよんで必要な治療を行うのです。

 

が。

 

なかなか証が定まらない患者さんが少なからず。整えた正邪のバランスがすぐに動くのです。治療の短い時間内で変わってしまうこともあります。

 

新月、満月、下弦、上弦の時は特に不安定になるので注意が必要です。いったん証がでたから、と安心してはいけません。

体質的に証が安定しないという患者さんもいらっしゃいます。難しい患者さん、というと顰蹙ですね、よりきめ細やかなケアやフォローが必要ということです。

 

治療が終わりますやん、お会計も済ませて、はい、お大事に、と終わるところが終われません。 

 

この短い間にも証が変わってしまうのです。証が変わっていた、とわかったのは体調不良を訴えられたから。

 

おっかしーなー、ちゃんと治療したはずなのになー、ともっかい見てみると、あら不思議、証がまったく変わっているではないですか!

 

気血は24時間をかけて体内を巡っていると言われます。なので本治法がその威力を発揮するのは24時間後だったりすることもありますが、巡っている間にも体に様々な変化を及ぼし続けているということなのですね。

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不安定だと自覚のある方は、治療が終わったあと待合で10分以上休まれてから検脉をし、証が変わっていなければ大丈夫、もしも変わっていたら再度証をたてるところからやり直しです。

 

ここに鍼を刺したら治るはず、で患者さんに帰っていただいてはその後の変化に対応できません。治ったかどうかを脉締(みゃくてい)によって確認できる氣鍼医術ならではのきめ細やかな治療です。

 

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