氣鍼医術臨床講座普通部(令和1年第5回)を開催いたしました

数あるブログの中から当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。
氣鍼医術医術臨床講座普通部の令和1年第5回を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。
開催日:令和1年9月1日(日)
場所 :漢医堂三ノ宮分院
講師 :中村泰山

今回のテーマは奇経でした。夏休み前の最終講義で、泰山先生から奇経診断に使うツボの特性を憶えておくように、という宿題が出されていました。
奇経診断から本治法の証を立てるため、どのツボだったらどんな証が推測されるか、ということをすぐに答えられるようにわかりやすい教材も用意されていました。本当にわかりやすかったので、これを1年前に教えていただけていたなら、1年間苦労しなくて良かったのに、と恨めしく思った私を許してください。

子午、奇経、本治、もちろん従来の経絡治療でも用いられているものですが、氣鍼医術をそれらと隔てるものは、この3つが連動しているということです。3つに整合性を持たせることによって本治法の証を確実なものとすることができるのです。この症状にはこれが効くはずだから、という希望的観測の診断、治療ではありません。患者さんに「治っているはずですよ」ではなく、その場で改善を実感していただけます。

奇経診断には磁石(平鍼)を使用しますが、診断以外にも押手の鍛錬に使うやり方も教えていただけました。磁石という結果にブレのないツールを使うことにより、希望的観測ではない、客観的な結果が提示されますから、理想とする押手に向けて回を重ねて鍛錬するのみですね。泰山先生はいまだにこの自己診断を毎朝されているそうです。
午後は実習です。右脚に痛みのある受講生をモデルとして治療実習が行われました。

手順としては
1:症状がある経絡を特定する

2:その経にあった子午診断

3:(腹氣鍼診断®️)

4:奇経診断

5:本治法
各診断で目指す脉が得られなかったら、一つ前の工程に戻ればいいのです。もちろん一番最初の子午からやり直すということも珍しくはありません。
なかなか経が定まらず、泰山先生の登場と相成りました。

経の特定には、患者の主訴を重視しすぎては見逃すものが多いから注意ですね。
経の見直しの他に、取穴と押手の確認も必要です。目指す脈が得られなかった場合はまず取穴と押手の見直し、それでもダメなら経の見直しとなります。



何れにしても、正しいかどうかを見極める判断の基準となるのは脉締(みゃくてい)です。
前回欠席した受講生のために、背部の標治法のおさらいです。


動作確認をして、上がらなかった脚が上がるようになって終了。


毎月第1日曜は経絡治療の経験がゼロ〜3年の方を対象とした普通部です。葛野玄庵と中村泰山が交代で講師を努めます。1回完結の内容ですので、単発の受講も承ります。
最後までお読みくださりありがとうございます
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