寝起きが悪いのはなぜ?

自分が患者だからこそよくわかる。
患者とは我儘で無知蒙昧です。
治療家と患者の間には深くて暗い河がある。

自分の行いは棚の上にあげて、なんでもかんでも治して貰えると思っている。いわば、食べるだけ食べても太らないダイエット方法を求めているようなもんです。
調子が悪くなれば、鬼の首でもとったかのように、治療が悪かった、と文句を言う。
悪いのは(もちろん)治療ではありません、患者の行いです。どうぞ、叱ってやってください、正しい道に導いてください。
好きなだけ食べて、好きなだけ飲んで、運動もしていない人の体重が減るわけないし、血圧だって下がるわけありません。
なのに、なんぼ通ったって血圧さがらへんやんか!とブーブーいって降圧剤を飲んで、ほんで血圧さがりすぎて目眩を起こすのです。
そして、目眩がする、どうにかしてくれ、と来られるのです。
おっと、前説が長くなりすぎました(前説だったのか。

問診で大切なのは、患者さんの生活を改善できるポイントを見つけること。治療だけでは及ばない箇所がありますからね。
あちこちの痛みを訴えられる患者さん、「どこ」も重要ですが「いつ」を明らかにすることも大切です。
起きてしばらくすると痛みだす。逆に、起きた直後が痛む、でもしばらくウロウロしてると治る。
後者の重要参考人(なに、それ)は、布団、枕です。寝具が悪いから、寝てる間に悪くなるのです。動けばある程度矯正されるということです。

寝起きが悪い、寝起きに症状があるということは、寝てる間に悪くなっているということです。起立性調節障害も同じです。
いったい何が起きているのでしょうか?
頚椎、胸椎などに捻挫が起きていることが多いです。

寝具と体の間にいらん隙間があると、捻挫しちゃうのだそうです。
背骨が痛いだけならわかりやすいのですが、そう簡単には問屋がおろしません。背骨(督脉)とは離れたところに症状が出ることが多いです。
では、どうすればいいか。
氣鍼医術独自の概念である「督脉病症」です。

簡単に治せる「起立性調節障害」


場所はどこであれ、寝起きに症状があるという患者さんには、まず寝具の見直しの提案と、その症状は督脉病症と判断して治療を行います。
督脉、背中を触るということで患者さんは腹臥位かと思われるかもしれませんが、氣鍼医術で腹臥位はたいへんレアです。腰の負担が大きいですし、体位を変えることで目眩など起こされる恐れもあります。

座位による治療が多いのも氣鍼医術の特徴です。
初出:2018/12/19
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