氣鍼医術臨床講座令和5年度第10回を開催いたしました

数あるブログの中から当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問くださりありがとうございます。

臨床講座令和5年度の第9回を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。

開催日:2024/02/11(日)

場所 :三浦ビルセミナールーム

講師:中村泰山/葛野玄庵

まずは葛野代表より、薬の副反応についての解説。

体調不良を訴えてこられた患者さん、原因が服薬されている薬の副作用であることが少なからず。脉をみても薬脉であることは推察できますが、違和感があれば服薬の有無を問診にて確認することは大切です。

十日ほど前に虫垂炎の診断を受けた受講生のモデル治療です。

関元穴へ施灸などのアドバイスがありましたが痛みは治まらず、入院して抗生物質の点滴を受けたとのこと。

モデル治療を受けられたのは淡路/島の鍼灸院岡田泰彰先生です。手術をすすめられるも、なんとか自己治療でしのがれました。

虫垂穴とも言われる蘭尾への刺鍼と関元へ159壮の施灸をされたとのこと。

腹部の施灸跡から、もう少し強めの灸がよかったのではないかと葛野代表より。

 

処方された薬の多さに皆が驚き。点滴の抗生物質のダメージも大きく、服用量を脉締にて判断します。

錠剤を半分に割り、1錠の場合とどちらが良い脉になるかをみます。当然のように、半量のものの方が脉締しました。身体を直すはずの薬が、まさに毒となっていることがよくわかります。

午後は先月に引き続き、3人1組になっての実習。証を定めにくいとか、症状が思ったように改善しない、原因のほとんどは押手の甘さです。

自分では確認しにくい押手、ご無沙汰の塾生の方もぜひ熟練者にご自身の押手を確認してもらう機会を持っていただきたいものです。

さて、いよいよ来月で今年度の講座は終了です。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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