結石予備軍・突発性難聴・浮腫み

数あるブログの中から当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。本日のテキストはサイト管理人Cが担当いたします。

毎週土曜は漢医堂研修生デー!学校で勉強すればするほど氣鍼医術のすごさがわかるー!!私も早くこんなこと出来るようになりたい!という気持ちと、山の頂の高さがわかるにつれ、私にはとても無理(ヘタレだから!)という2つの気持ちに引き裂かれていますよっ。

遭遇した小ネタシリーズですが、相変わらず専門用語の記述が少ないこと、前もってお詫びしておきます。

 

さ、彦摩呂の口調でみなさん御一緒に。

研修生デーはネタの宝石箱や!

その1:
腹痛が主訴の女性患者さん、脉を診せていただくと非常に既視感が。知ってる、この脉知ってる、私と同じだよっ。予想に違わず、出た証は「脾虚腎肝実」。

(゚∀゚)キタコレ

飲みましたね、飲みましたね。肝臓さんや腎臓さんに負荷を与えるような飲み方をしましたね。

お酒もですが、仕事のストレスを紛らわせるための甘いものも悪さをしているよう、結石予備軍とのことで食生活と体が浮腫んでいるかどうかに意識的であることの指導がなされました。

結石をおろせる技術は現時点で氣鍼医術がおおげさでなく世界で唯一です。治らない腰痛は結石を疑ってみてください。 


その2:
突発性難聴が再発した、という女性患者さん。ばね指も繰り返しているとのこと。ばね指というより、いきなり指がボンって腫れるそうなのですが、病院に行っても原因不明、痛みどめを処方されるだけ。

背骨がえらいこと湾曲していました。これを見ただけでも、背骨がいろんな悪さをしていることは予想に難くありません。

氣鍼医術ならではの概念で、督脉病症というものがあります。この言葉はさんざん耳にしていましたが、氣鍼医術ならではのものということを知ったのは昨日であることを白状いたします。

痛む患部を直接触るのではなく、そこに影響している経絡に原因を求め調整をするということは経絡治療家なら普通にされていることと思いますが、従来の経絡の考え方だけでは対応できない症状でその原因が督脉に見出せる事例が、督脉病症として氣鍼医術にて体系化されつつあります。

証は「肝虚脾肺実」、証にそった本治法もなされますが、督脉病症の場合は頚椎への深刺しがキモとなります。大椎は交差点、大椎への1刺が多くの部位に影響を与えます。現代医学的にはデルマトームという考えに近しいものがあるでしょう(まったく同じではない)。

首を痛めることは何度もされているようで、蓄積された歪みが血流の滞りとなり、実際瘀血も見られました。症状の改善が芳しくなければ、その際は吸い玉も必要となります。

そして!

この患者さんにダメージを与えていたのは、難聴の治療のために投与されていたステロイド。薬毒は内臓を疲れさせます。

降圧剤しかり、治すための投薬が仇になっているケースの多いことよ。徒らに新薬を否定するものではありませんが、そのデメリットがメリットを上回った場合には服薬を見直すことも必要です。

 

その3:
某所に足の画像をあげたら、浮腫んでいる、という指摘を山のように受けました(嘘、ほんとは1件だけ。

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太いな、とも言われました。

写し方のせいだよ、と取り合わなかったのですが(こら)、昨日も葛野先生から「浮腫んでるよ、太いよ」と言われました!!

飲酒活動は相変わらず熱心にやっているので、それが原因と言われたら否定できませんが、足を押してもそう凹むわけでもないし浮腫んでいるという自覚はありませんでした。

空き時間に治療をしていただけることとなりましたが(役得!)自分で脉を見ながら、虚実を尋ねられながらのありがたい指導がセットで、拮抗経絡もまだ覚えてないんか、話にならんな!と怒られて治療が終わったところ。

ろ。

あら、びっくり、足がプニョプニョになっているではないですか!パッツンパッツンに浮腫んでいたということが、浮腫みが取れてからわかりました(遅いよっ。

色も白くなったやないか、と言われました。

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この写真ではわからないかなー。足がほんと細くなりましたよっ。

え?証ですか?

安定の「脾虚腎肝実」です(えっへん。

 

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