診断=治療

65歳女性
「昨日の午後から喉が痛くなって咳が出てきた。風邪に気をつけなくては、と思ったが時すでに遅し。夜間の空咳と喉痛で不眠気味」と来院。喉が痛む風邪には「腎虚証」が多い。
復溜に鍼を置くと、キューっと脉締の方向を示した。

腹気鍼診断®と奇経診断の複合診断から「左合谷―左申脉」、証は「腎虚心脾実証」。復溜に鍼をそーっといれ、丹念に補うと喉の痛みが瞬時に減った。
終了時には微熱も取れて「楽になりました、つば軽くが飲み込めます」と言う。診断即治療の典型である。
初出:2016/05/17

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