頭痛の自己治療

こんにちは!頭が痛い管理人です。
頭が痛いとは、何か悩みごとがあるとかの例えではなく、ほんとに昨夜からズキズキ痛むのです。
そんなもん、自分で治さんか!と神の声が降ってきましたので、やってみました。
まずは脉診。
うおー!バクバクとダイナミックな脉(なに、それ)。浮いて洪、革というよりは弦。脉状診をご存知ない方は、このダイナミックな脉を、いい脉だ、と判断しがちですね。
痛むのは右の上関のあたり。ということは胆経です。

胆経の子午拮抗経絡は心経。
https://www.kishin-ijutsu.com/blog/%e5%ad%90%e5%8d%88%e9%8d%bc%e6%b3%95/%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e5%ad%90%e5%8d%88%e9%8d%bc%e6%b3%95%e3%81%ae%e7%b0%a1%e5%8d%98%e8%87%aa%e4%b8%bb%e7%b7%b4/
心経の原穴、左の神門に鍼を当てたところ、脉は締まりました。この時点で頭痛は消失しています。試しに右の神門もみたところ脉は浮きましたので、実痛であると判断。
右の胆経が実で、左の心経が虚です。
心虚です。
心虚の証で考えられるのは
・心虚肺虚証
・心虚腎虚証
・心虚肺腎実証
などなど。
次は奇経診断です。奇経は実の経絡を探します。
予想されるのは
・臨泣ー合谷
・臨泣ー後渓
NSを使ってチェックしていきます。

私がいつも持ち歩いている鍼セットです。
臨泣ー合谷右同側で脉締を得ましたので、心虚腎虚証と判断。
次は本治法です。
難経六十九難、「虚すればまずその経を補い、その母を補う」です。
まず心経を補い、次に心経の母である肝経を補います。腎経を補い、腎経の母である肺経を補います。すべて原穴を使用しました。
最後は陽経の処理、臨泣と合谷の邪を軽く払います。
子午と奇経の時点で痛みはなくなっているのですが、本治までやることにより脉はより良脉となっています(私のイメージでは静かな湖面)。本治法は24時間かけて身体に気血を巡らしますので、経絡がより整えられますね。
このように頭痛を取り除きました。たいしたスペックもない私にもこれだけのことが出来ます。これが氣鍼医術の再現性の高さです。高度標準化されたシステムならでは、です。

余談ではありますが、まったく鍼灸の知識のない方向けに、「ゼロから始める経絡治療」なるものをさせていただきましたところ、鍼を使わずに指だけで、子午鍼法を2時間もかからずにやっていただけるようになりました。

これを(どれ?)有資格者の治療家の方々がやらない意味がわからない!
ということで(どういう?)公開治療のお知らせです♪

日時

8月11日(日) 13:00〜16:00

場所

漢医堂三ノ宮分院

講師

葛野玄庵

参加費

・モデル治療あり 10,000円 3名限定(残席1)
・見学のみ    5,000円 5名限定
特典)当日撮影の画像&動画データを後日USBにてお渡しいたします
※参加費は当日現金にてお支払いくださいませ

お問い合わせ&お申し込み

kishin.ijutsu@gmail.com まで
お名前、所有資格、経絡治療の経験の有無をお書き添えください。
漢医堂の葛野玄庵の初診は約10,000円です。治療も受けれて解説もあり、とても貴重な企画です。この機会にぜひ、経絡治療、氣鍼医術の技術力の高さをご体験ください。
注)現氣鍼医術臨床講座受講生は対象外とさせていただきます

旧ブログ:はてなブログ

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