「前立腺がん」が不問奇経診断で判った症例

男性会社役員 77歳
「右肩が痛くて動かせない」と訴えての来院。
右肩結髪動作・結帯動作でも 大腸経に痛み。回内動作でも肩全体に痛み。

子午診断

「大―腎」で診断つかず。
https://www.kishin-ijutsu.com/blog/%e5%ad%90%e5%8d%88%e9%8d%bc%e6%b3%95/%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e5%ad%90%e5%8d%88%e9%8d%bc%e6%b3%95%e3%81%ae%e7%b0%a1%e5%8d%98%e8%87%aa%e4%b8%bb%e7%b7%b4/
珍しいなと思っていたら「脾―三」で締まった。脾虚かな、と思ったら、母経絡の心包経が締まった。

奇経診断

なんと、右「外関―陥谷」ではなく右「公孫―内関」が締まってしまった。ということは、今までに何回も取り上げてきた症例である。つまり、男性は前立腺関係、女性は婦人科系の疾患が必ず存在する。間違いない。

「こりゃ肩の痛みより、前立腺に問題がありますね」というと目をむいて「そんなこと、なんで判るの?」と驚いて、「問診票には書かなかったけど、今、前立腺がんの治療中なんですよ」「肩はもちろん治りますが、前立腺がんにもとてもいいですよ。続けて治療しましょう」

主訴の肩の動作痛除去は至って簡単。

標治法

右肩動作痛に対して、頚椎5・6・7、胸椎1間の陥凹部位に1番鍼ステンレスを軟骨に当たるまで静かにそっと入れて、そっと抜くだけで動作痛は取れてしまった。患部は一切触る必要なしである。
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