ボールが頭に当たったせいで手が痺れる

小学2年生男子。
サッカーボールが頭に当たって手が痺れる、というので整形外科を受診したら「心配だったら脳神経外科を紹介します」と言われたそう。
その前に診てください、と父親から電話があった。

主訴

両手の左手小指が特にしびれている。左側頭部に少しの痛みがある。

脉状

やや沈んで虚にして軟。
異常な脉は呈していない。

子午診断

左小指小腸経に対して右肝経大衝穴で脉締。この段階で手のしびれはなくなった。「あれ~、無くなった!」と歓声をあげた。

奇経診断

左後谿・N―右申脈・Sで脉締。

肝虚肺虚証右から原穴交差の、督脈病症の定番である。

標治法

督脈の陥凹部位に氣鍼の①(0.06ミリまぶたの厚さ、つまり接触鍼) 
0番ステンレス鍼使用、お灸は無し。
翌日、来院。
主訴は消えているが、腰が少し重いという。同様に治療して、まだ悪い箇所があれば来なさい、と指示して終了。
いわゆるむち打ち症状である。整形も脳神経外科も何もしなかったが、そのほうが良心的だ。なぜなら、薬毒、放射線を浴びせられずに済んで良かった、ということだ。

この両親は鍼灸の愛好家で、父は劇症前立腺炎を三陰交のお灸だけで完治させたり、母親はアメリカ人で「多発性硬化症」で10年継続治療しているから、家族になにかあれば鍼灸だ、と信頼してくれている。
初出:2017/09/19
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