顔面部の激痛〜病院より鍼治療を選んだ患者

顔面部の激痛 会社員 女性48歳

右の目の奥が痛くなり、4日間で耳の後ろ・右下奥歯まで痛みが拡がった。

歯もすごく痛いから歯医者かな
いや、目の奥の激痛なら鍼の先生
病院行くより先生ならすぐ治してくれるから

と言いながら来院、痛み止めは飲んだが効いていないとのこと。

初回考察

・右目の奥の激痛(ほとんどが胆経の変動)、胆経に対する心経の子午鍼法
・右耳に後ろの痛み三焦経に対する脾経の子午
・右下奥歯の痛み(大腸経)に対して左腎経の子午(胃経に対しての心包もあり得る)

治療:1回目

座位にて左心経の子午鍼法から入り、右目の奥の痛み(胆経)はその場で軽減。
次に左脾経で右耳後ろ(右三焦経)の痛みも楽になった。
ところが右下奥歯の痛みに対する左腎経からの子午鍼法は全く効かなかった。
頸後頭部右肩への標治法で肩こりを軽減させたところ、奥歯の痛みは少し軽減したので治療終了。

治療:2回目(翌日)

奥歯は変わらず痛むが、目と耳後ろの痛みはほとんどないという。
座位での子午鍼法診断の結果「脾虚腎肝実証左」から。
前日同様に本治法から入る。問題の右奥歯は少しマシになったかなといったところであった。
そこで標治法、督脈胸椎4・5間のへこみ圧痛に寸3一番鍼を鍼管にて弾入、気刺鍼③で補ったとたん

先生消えた、痛みなくなった
すごーい、弟子になりたい
念のため、来週もう一回来ます

喜んで帰っていった。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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