誰にでもできる難経69難本治法

久しぶりの横浜からの患者さん、63歳女性。
1ヶ月前に尿意を催して駅のトイレに駆け込んだが全くおしっこが出ない。そのかわり右横腹から背中にかけて気を失わんばかりの激痛が始まったとのこと。
タクシーで救急病院に駆け付け痛み止めと座薬をもらったとたん、尿意を催して小便が出たという。激痛はおさまり、尿管結石でしょうからと抗生物質などをもらい小康状態であるが、「右背中に重いものがずーっとあるようで、いつあの激痛が来るかと思うと心配で心配で」と来院された。

腎臓結石は得意である。難経69難の本治法の出番である。脾虚腎肝実証合水左からであった。
腎実を丁寧に瀉しながら抜針すると瞬時に脉状がすーっと柔らかくなる。「はい、重みなくなったでしょう」と聞くと「アラー、不思議。とても楽になりました。」という。さらに肝実も瀉すとさらに重みはなくなってしまった。
なんと素晴らしいシステム化された技であることか。私だけができるのではなくスタッフも同様にできるところがすごいじゃないか、難経本治法。
〜2013年の治療日記より〜
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