臨床講座普通部を開催いたしました

数あるブログの中から当”氣鍼医術症例ブログ”をご訪問いただきありがとうございます。

経絡治療の経験が4年未満の方を対象とした氣鍼医術臨床講座の普通部、令和2年の第7回目を開催いたしましたのでその報告をさせていただきます。

開催日:2021/01/10
場所 :漢医堂三ノ宮分院
講師 :中村泰山

午前中は質疑応答と症例報告など。

督脈病症の症例が増えてきたので、デルマトームを再確認。習った時期によって内容が違うとのことで、共通認識を持つことの重要性を感じさせられました。

脉締によって手技の効果のほどを確認できる氣鍼医術ですが、押手圧はスケールで計測して自分でどの程度のものであるかを把握、コントロールできるようにしておくこと、最も浅い氣鍼の①は0.06㎜とまぶたの厚さなので、機械でも出来ない職人技が身についていることの再認識です。

https://kishinijutsu.com/2020/09/30/%e9%8d%bc%e3%81%ae%e6%b7%b1%e3%81%95%e3%80%81%e3%81%a9%e3%81%86%e3%82%84%e3%81%a3%e3%81%a6%e6%b1%ba%e3%82%81%e3%81%a6%e3%81%84%e3%81%be%e3%81%99%e3%81%8b%ef%bc%9f/

さて、モデル治療ですが、今回たいへん迷走いたしました。迷走とは証がなかなか定まらないということ。

氣鍼医術の大きな特徴として、子午診断/奇経診断/本治法が連動しているということが挙げられます。それぞれの診断法間に矛盾があってはならないのです。矛盾が発生するということは、ひとつ前の工程に戻ってやり直しが必要となります。

矛盾が発生する原因の多くは押手が不十分であることです。そのために脉を読み違えてしまうのです。結果、診断内容も変わってきます。

というわけで(どういう?)恒例押手虎の穴です!

受講生全員の押手チェックの様子です。

押手をちょっと直されるだけで脉が大きく変化するのが良くわかります。

これは文字ではなかなかお伝えできないこと、是非とも実際に氣鍼医術の脉状診の正確さを体験していただきたいものです。

 

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