漢医堂見学レポート

氣鍼医術を学んでちょうど1年のOさんに、漢医堂の治療見学レポートをいただきました。Oさん、ありがとうございます!

1️⃣40代女性。主訴はめまい吐き気。

腹氣鍼診断にて、証は心虚肺腎実、奇経診断は右の臨泣、後渓を平鍼にて確認。

補法は左、経金穴である霊道、中封に補法。
瀉法は右、雲門・孔最(※肺経で2箇所瀉しているのは1箇所では邪が取りきれなかったため)、照海のツボを使い、その後、臨泣、後渓を瀉(※この瀉法は通常”陽経の処理”と称されている工程で、本治法が終わった後に残っている邪を取り除くため奇経診断で使用したツボに行います)。

※心虚肺腎実証であるから、
心:補
肝:補(難経69難により)
肺:瀉
腎:瀉

座位にて、大椎へ補中の瀉。督脈へ、ナイトウ式お灸。最後にメナソ。

※ナソとは点字用語からきたもので、欠盆から胸鎖乳突筋のあたり、それに目(メ)を加えたものをメナソ治療といいます。空中氣鍼や氣鍼を行います。

2️⃣初診の女性

ワクチンを3回打たれています。
大腿裏からの膝の痛みで、歩行も不安定であり、座ってからのたち上がりもお辛い様子でした。
証は腎虚左右でした。腎虚単一であり、この証は症状の重いヘルニアの典型的な証だそうです。
座位で、腰椎の上を最初指で押さえ確認し、次は鍼で1ミリ程度の刺鍼で脈を確認しながら、痛みのあるところを探しだすように刺激をしていくことにより、右側の大腿の裏側の痛みが軽減していきました。左側の痛みが残っており、再度、腰椎から左側の膀胱経絡上を刺鍼。

右の魚際に補法をし、次に左右の照海、列欠に補法の処置。
ヘルニアのような症状が奥まで入っている場合は、お灸はしないとのこと。
施術後は、ご本人のお辛さも軽減され予約をとって帰られました。

3️⃣隔週に体調管理で通院されている男性

腹氣鍼診断にて、心虚肺腎実右からの証がでました。
平鍼にて、左の臨泣、後渓で奇経を確認し、
右の霊道、中封を補法をし、
左の雲門、孔最、魚際と、照海を瀉法
座位にて、ナイトウ式お灸をし、
仰臥位にて、左右の手三里と足三里に各、三壮、五壮するうちに、脈が艶のある締まった脈に変化しました。
最後は、メナソで治療は終わりました。

心虚肺腎実証が多いという傾向はまだ続いているようです。

パターンは本当に同じなので、ひとつ憶えれば初学者の方にも対応していただけます。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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