バレた患者さん(その1)

患者さんの主訴を鵜呑みにして痛い目にあったことある人、手をあげて

また患者さんに騙されたらどうしよう

大丈夫、ちゃんと脉を見ていれば。なんのための不問診断ですか。

飲み会がバレた患者さん

お仕事で神経使いっぱしという患者さん、カルテを見たら心虚か心包虚のことが多くて気苦労の程がうかがえます。

しかし、ある日の証はなんと脾虚腎肝実。

飲み会でもありましたか
な、なんでわかりますかっ
消化器系が疲れて、お酒を処理するのに肝臓がイキって、腎が悪いものを処理しきれなくなってます
いやー、久々の楽しいお酒だったのでつい量が過ぎちゃって
ほどほどにしてくださいよ、浮腫んでるじゃないですか
ほんとですね!言われるまで気づかなかったです

この患者さんの主訴はいつも腰の不調なのです。(ありえないことですが)腰を触るだけで帰ってしまわれては、飲み過ぎ状態であることにも気づいていただけず、調子に乗ってさらに飲むということにもなりかねません。

体調の悪化を自覚できた時点ではもう遅いということでしょう。

主訴だけに目を向けるのではなく、証を見極めることによって患者さんの自覚のない、本当に治すべき箇所を見つけてしまえるのが氣鍼医術の不問診断です。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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