降圧剤とおわん灸

数あるブログの中から、当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。本日のテキストはサイト管理人Cが担当いたします。
毎週土曜日は漢医堂に研修生として入らせていただいています。何もできない私が患者さんの体を触らせていただけるありがたい機会です。遭遇した小ネタをご紹介。
目眩を訴えられた患者さん(60代男性)、血圧を測ると110−80でした。降圧剤を20年にわかって服用とのこと。脉は輪郭のない、ドロっとしたもの。
2008年に年齢に関係なく、最大血圧が140、最小血圧90が「受診勧奨」となったがために、高血圧と診断される患者さんが激増したのは記憶に新しいところです。
加齢により血圧が高くなるのは当たり前。高すぎる場合はその要因を取り除くことこそが必要で、薬で徒らに下げても弊害ばかりです。
害の最たるものが脳梗塞。
服薬により血流が無理やりゆっくりさせられ、本来なら流してしまえるはずの血栓が動きをとめ、そこで詰まってしまいます。
◉本当は恐ろしい降圧剤がもたらす副作用
足三里を補うとその場で血圧は135−84へと変化、脉にははっきりとした輪郭が現れました。まだまだ十分な数値ではありませんが、目眩とふらつきはある程度軽減されたので、服薬を控えることと生活習慣改善の指導で治療は終了となりました。

葛野院長が漫画のように鼻水を垂らされていました。クシャミも連発です。今シーズン初の低い温度設定のクーラーが原因のようです。
鼻水といえば「おわん灸」、おわん灸で検索すると専用の器具を使用した例が数多くヒットしますが、家庭の湯のみ茶碗で簡単にできる方法をご紹介。
湯のみ茶碗に水を入れます。

それをレンジで1分半ほどチンします。グツグツと沸騰している状態になっています。そのお湯を捨てます。そのままでは熱くて持てないので、タオル等ご用意ください。それを上星に押し当てます。

※実際は素手では持てないのでタオルで持っています
熱いので、あちっ!となります。あちっ!となったら肌から離してください。くっつけては離す、をお茶碗が冷めるまで繰り返してください。
軽度の鼻水ならすぐに止まります。重症の場合は水を入れて温めるところから何度も繰り返してください。
本来ならお灸でやるものですが、お茶碗でするので「おわん灸」です。簡単で効果てきめんです。
治らないのではなくて、治さないだけ、という名言が葛野先生の口から放たれましたよっ。鼻水でお困りの方、ぜひぜひご自分で治してください。

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