治療見学感想

漢医堂社(やしろ)本院での治療見学感想です(20代男性治療家による)。

男性 70才くらい

足腰の痛みで治療にきていたが、朝から体がだるいらしく、血圧を測ってみたらかなり血圧が低く、おそらく薬の効きすぎだと葛野先生は患者さんに説明しておりました。
脈状を診て薬の効きすぎなどを即座に判断しアドバイスをする、鍼灸師はこのように脈状を診てしっかり患者さんの体の状態を把握することが大切だと思いました。
※補足
降圧剤服用の脈は、一見穏やかな脉なので良脈と騙されることが多いです。脉状が年齢に相応しいものかどうかを見定めることが必要です。降圧剤が効きすぎの患者さんは、目まい、ふらつきなどを訴えられることが多いですね。

女性 70才くらい

腰がだるい痛いと訴える。
証が脾虚腎肝実証とでました。
これは腎臓あたりに砂があるかも知れないと説明して、治療をしている中で腎の寫法をしているときに痛みが少し移動していると患者さんが言っておりました。
砂が少しずつ降りていっているんだなあと思いました。
この患者さんの腎実は強く一回ではすべてを降ろすことは難しいらしく数回の治療が必要だそうです。
私も砂が降ろせるようにしっかり訓練していたいです。
※補足
自分が患者なのでよくわかる、患者とはワガママなものです。他所では治らなかったものが治っているのに、いざ治るとわかると、すぐに治して欲しいと思ってシマウマ。重症であれば治療に回が必要なのは当然のこと。納得して貰えるような治療計画の提示が大切ですね。

長引く腰痛は結石であることが大変多いです。氣鍼医術ならではの腎実瀉法により、どこに行っても治らないという腰痛から患者さんを解放してあげることが可能です。どうぞ、皆様の臨床に氣鍼医術をお役だてください。

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