今日のテーマは鍼の刺入深度です。 まずはこちらを。
鍼灸とは経絡の虚実を見極め、補瀉を行うこと。 経脈に直結する皮部・経穴・孫脉・絡脉それぞれの虚実に働きかけなくてはなりません。 どの深さに作用させるか、それこそが正確な補瀉を行うことでありましょう。 また瀉法の際は正邪を分かち、邪のみを抜き去る。その際にも手技の微妙正確さが求められます。
氣鍼医術の「氣鍼」とは、皮部・経穴・孫脉・絡脉に働きかけるものです。 深度により3つの段階に分けられます。
氣鍼① 約0.06ミリ〜0.09ミリの深さ(まぶたの厚さ)
氣鍼② 約0.1ミリ〜0.9ミリの深さ(手掌・足底の厚さ)
氣鍼③ 約1ミリ〜2ミリの深さ(真皮・足底の厚さ)
この0.06から2ミリまでの深さをコントロールしなくてはなりません。
それが適切な深さであるかどうかを測るのは脉締によってです。 脉締していれば、それは正しい深さであるということです。
そして、この細やかな手技を支えるのが押手です。
しっかりとした押手で保持されているからこそ、的確な鍼の深度が保たれるのです。
満月で、母指と示指の間に隙間のないもの(隙間があると氣が漏れてしまいます)。
ワインボトルトレーングもどうぞ♪
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