耳鳴り治療(1:原穴診

こんにちは、門前の小僧です。

先日、6年ものの耳鳴りという症状で治療に来られた患者さん(40代女性)、治療の様子をガン見しておりましたので(薄れゆく記憶と闘いつつ)レポートさせていただきます(撮影は無しです、あしからず。

整形的な偏り症状ならばまずは子午診断から始まるので坐位のスタートが多いのですが、今回は耳鳴りということで仰臥位で治療開始です。

各経絡の原穴の虚実を見て、証のだいたいのアタリをつけるのです。

今回は耳鳴りということで腎経がターゲットとなりますが、通常は肺経から順番に見ていきます。

鍼を使う場合もありますが、時間短縮のため指鍼です。

指鍼の手順、奇経診断用の磁石でNと判定された指を用います。そのN指を原穴に当てて脉が浮けばその経絡は実しているということです。

同じ経絡の左右も比較します。

脉が浮くほうが実していると判断します。

同じことを子午拮抗経絡でやれば子午診断となります。

原穴診と子午診断、使用する経穴が異なるだけでやっていることは経絡の虚実を探るということです。

原穴診の結果、もっとも脉が浮いたのは左の衝陽(胃経)でした。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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